最後の山

昨日の稽古。
最後の山で壁にぶつかる。
いや予期せずぶつかったというよりも
彼方に大きくそびえているのは見えていたのだが
そこまでたどり着いてみるとやはり大きな壁だった。
というよりも、その壁の正体がみんななんなのか判然としないまま
ここまで来たが、いよいよこの壁がなんなのか
はっきり凝視して正体を見極め
みんなで越えなければならないと確認の話し合いに。
結果、台本上の加筆・修正を早急にしなければならない。
でも、いままでわだかまっていた色々なことが
ようやく吐き出せた。
常に溜った膿は出さねば腐る。
新しい血を送り込むのだ。
変わる、変わる、どんどん変わる。
人間のやることだ。生ものだ。
それが創作の面白さだ!

「レーニン伯父さん」絶賛稽古中

facebookの風煉ダンス頁の更新ばかり気合いいれてやっていたもので、すっかりこちらがお留守になってしまいました。
というわけで風煉ダンス「レーニン伯父さん」ただいま、この熱波の東京、にしすがも創造舎にて連日昼は叩きや作り物作業夕方から稽古という日々。
稽古終わってもメンバー言うところの「いつもの中華屋」でミーティングという名の飲み会。一日が濃くて濃くて。。。

参議院選挙前に、今、本当に自分たちの未来を決定づける一つの岐路に立たされていることは事実。
そのためにこの芝居がどうのこうのとは言いませんが、わたしら表現者は炭鉱の穴蔵に連れて行かれる籠の中のカナリアみたいなもので――有毒ガスが発生したら誰よりも先に鳴きだす――だから、今回もおそらくうるさいくらいピーピー鳴いているかもしれません。

風煉ダンスWSオーディション

7月公演「レーニンおじさん」に向け
ワークショップオーディションを
この週末8日〜10日にせんがわで開催しました。

新しい人との出会いや
久しぶりの人のと再会もあって
とても新鮮で楽しかったです。

なにせ風煉でワークショップを開くのは初めてで
そもそも個人的に「ワークショップ」という横文字にアレルギーがあって
(※何か別のうまい言い換えがあればなぁ)
今まで食わず嫌いでいたのですが
やってみれば、何のことはない。
これもコミュニケーションの場として
未知の人を発見する場として有効だなあと実感した次第。

そんなわけでこのワークショップを機会に
レーニンおじさん」への出演が決まった新しい役者さんもいて
わくわくします。
今後の作品作りが楽しみです。

そんなわけで、あれから二年になろうとしています。

出演者紹介③

「ゲシュタル島崩壊記」出演者紹介
続きまして・・・

稽古場に充満するGボンド臭を
銀座から運んだ香りで一掃する女!
荒井くるみさん


発見の会で出会ってから幾星霜。
いまや風煉ダンスには欠かせない女優のひとり。
というか作者の筆に欠かせないひとり。
真面目な芝居やれば上手に出来る人なんです。
でも敢えてそれはさせず(いや作家が書けないだけだろう)、
毎回ふざけた台詞を大真面目に言わせて
作者は密かに、いや大っぴらに喜んでいるという。
彼女にあて書きするのが作者の密かな楽しみとも言っていい。
今回も良いです!
大人の女優へと確実に階段上ってます。


次はこの人


有馬則純さん
このブログの前々回「風煉ダンスを支える人々」でも紹介しました。
発見の会の演出家であり本書き、俳優。プロフェッショナルの舞台監督。
有馬さんの客観的な意見に時に救われ時に感化され。
僕ら風煉ダンスは、有馬さんはじめ、発見の会の深川さんや後藤さん達
“いい歳したおっさん達”の芝居に対する飽くなき姿に励まされ、
「これでいいのだ!」と思ってやってます。


もう一人。


やはり彼女も風煉ダンスにとって欠かせない女優。
現在の風煉ダンスのアイドル的存在。
劇団ポニーズの溝口明日美さん。
今回の「ゲシュタル島崩壊記」では
彼女の出番の出だしのシーンを見るだけでも
御代の半分は満足していただけることでしょう。
それくらい可愛いです。
もちろん彼女の役もあて書きですが
作者は今回彼女にあてて書いた役がとても気に入ってます。
他の役もそうですが、彼女の今回の役だけでももう一本芝居が書けます。
「嘘つきマリコ
いいねえ〜


素顔は素直で物おじしない
今どきの女の子です。

出演者紹介②

出演者のご紹介続きです。

はい、この人。


ホットプレートで夕方のおかず作ってくれています。
荒牧大道くん。良い奴なんです。とっても。
うずめ劇場の看板俳優で演出家ペーターゲスナーと共に
それまで拠点だった北九州を離れ仙川に居を写し幾星霜。
男気と優しさで、すっかり仙川劇場アンサンブルでも
中心メンバーになりました。
何より彼の良いところは芝居にかける尽きぬこと無き情熱。
今回もドリトルのライバル役をどうやったら面白くできるか?!
もう考え出したら止まらない!「おい、荒牧?!どこまでいくんだ?!」と
思わず周りが声をかけたくなる凝り性ぶり。



それが時々トホホになっても
それが彼の愛嬌なのです。
頑張れ荒牧!


はい。
次にご紹介は


吉田佳世ちゃん。
彼女にふさわしい呼称は
「天真爛漫」
辞書を引きますと・・・飾らず自然のままの姿があふれ出ているさま。生まれつきの素直な心そのままで、明るく純真で無邪気なさま。
・・・もう、そのまんまです。
その彼女の持つキャラの良さを私らは愛し風煉ダンスに二度目の出演をお願いしました。
今回の少年役。もちろんあて書きですが、書き手の私が言うのも手前味噌てんこ盛りですが、もうハマり過ぎ。
ドリトル役の河内くんと、コンビ組ませたら面白いだろうなぁ〜と夢想していたことが、見事にハマってくれました。
播州弁と格闘しながら頑張っています!
頑張れ佳世ちゃん!


もう一人だけいっときましょうか。

彼と付き合ってからもう7〜8年経つでしょうか。
男前!よ!リアルマッスル泉!


エエ男。風煉ダンス以外にも
あっちゃあこっちゃあで引っ張りだこのThe役者!
物静かでいながら平成の役者とは思えない「古風な熱さ」を持っています。
そう、その佇まいは武士。武士だ。
武士だったらきっと、その道を追求する求道者になったのかな。
時々こっちが下手なこと言うとバッサリ斬られます。


でも絵がとっても上手なんだよ♪

続く

出演者紹介①

「ゲシュタル島崩壊記」
毎日稽古しております。
今回は出演者の紹介でもいたしましょう。

主役のドリトル三世を演じる
てっちゃんこと河内哲二郎さん


あ、やってますねえ、木工部。
元・黒テントの俳優であり
今は演出、俳優、舞台降りればプロの舞台監督。
ひょんなことから私らと知り合い、
いつのまにか冥府魔道の道へお誘い申し上げたわけですが
今回の現場で実質的な木工部チーフです。
そして出演者、スタッフの中で誰よりも一番進行を心配し
不言実行着々と道具を作り上げていく行動の人。
ホントに頼りになる男です。
時に木工部だけでなく料理部でも活躍!


でも演技は質実剛健
軽妙でユーモア溢れる味わいのある演技がとてもいいのです。
是非とも劇場で彼の雄姿を見てください。


あれ?寅さん?


そしてもうおひとり
演技の深淵へと常に自分を泳がせる俳優であり自由人
田中晶さん


体操してますねえ。
今回の猫肉屋マシュー孫三郎は
田中さんへのあて書き。
いい味だしてくれています。
田中さんが何より素敵なのは
演じることをとても楽しんでいることが
観る者に伝わってくるところです。


音楽の関根真理さんに音楽指導受けてます。
アコーディオンを弾くのか?


はーい!張り切って参りましょう〜〜